ブラック企業という言葉は社会問題としてニュースで取り上げられることも多い話題です。
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
現在、ホワイトな職場環境でインフラエンジニアとして働いている私ですが、
以前までは超がつくほどのブラック企業にて営業職をしていました。
1日の睡眠時間は良くて4時間、寮生活でタコ部屋などなど、、、思い出すだけでも寒気がします笑
今回は、そんなブラック企業で働いていた私の体験談を交えつつ、どうやって抜け出して転職したのかについてお話していきたいと思います!
ブラックとまではいかないけど会社に不満がある方や、現状を変えたい方はぜひ読んでみてください!
また、この記事を読んでくださっている方でしたら、以下のように悩んでいる方も多くいらっしゃると思います。
- 「ブラック企業から辞めたいけど怒られるのが怖くて上司に言い出せない」
- 「今のままじゃいけないけど現状を変える勇気が湧いてこない」
何を隠そう私もその1人で、1年間も辞職できずにずるずると働いて時間を無駄にしてしまった過去があります。
本当に怖いですよね。なかなか言い出せないですよね。耐え難い苦痛を抱えているのに誰にも相談できず、悩み続けながら仕事をしないといけない時の辛さはよく分かっているつもりです。
そんな地獄を1秒でも早く抜け出すためには、私は退職代行サービスを使うのが有効だと考えています。
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1人で問題を抱えている現状が1番辛いですからね。何事も相談して考えていきましょう。
もちろんコメントも受け付けてますので、何かあったら気軽に聞いてみてください!
元ブラック企業勤めとして、ぜひともあなたの力になります。
それでは、ブラック企業の話に入っていきましょう。
「ブラック企業」とは
あらためてWikipediaで調べてみたら以下のような言葉が出てきました。
「従業員を違法または劣悪な労働条件で酷使する企業」
「従業員の人権を踏みにじるような全ての行為を認識しつつも適切な対応をせずに放置している企業」
つまりは、以下のような定義になります。
“ブラック企業”とは
→労働基準法や関連法令に照らした際に違法とみなされるような、劣悪な条件および環境下において労働を強いてくる企業
うーん、なんだか難しいわね。もうちょっと具体的にならないかしら。
そうですね、もう少しかみ砕いて見ていきましょう。
思いつくだけでもたくさんありますが、調べてみた限り以下のようなものが挙げられます。
- 長時間労働で休憩を取らせてもらえない
- 休日がほとんどなく、その休日においても仕事や会社からの連絡がある
- 最低賃金を割るほど給与が低い
- 賃金未払いがある
- (残業したのにも関わらず)残業代が出ない
- パワハラやカスハラといったハラスメントが横行している
- ノルマや目標における要求水準が高すぎる
- 分煙などの適正な環境が整えられていない
どうでしょう、皆さんの企業には当てはまるものがあったでしょうか。
そういえばこの前、ノルマを達成できなかったという理由で上司から大勢の前で厳しく怒られちゃったんだよなぁ…。
これってブラック企業に当てはまるのかな?
大勢の前で怒鳴るという行為は、立派なパワハラになる可能性が高いです!
もちろんその上司だけが問題である可能性もありますが、そういった行為が日常的に繰り返される(横行している)ような企業であれば、ブラック企業と呼べますね。
ブラック企業の経験談
さて、ここまでブラック企業という言葉について世間一般的な説明を見てきました。
ここからは、私自身がもともと勤めていたブラック企業の話をしていきます。
創業5年目という非常に若い会社でしたが、その実態はあまりにひどいものでした。
どのような会社・環境だったのか
仕事内容
以前の会社では営業職をしていました。いわゆる飛び込み営業です。
商材の資料を持って個人宅を訪問し、初対面の人に営業をかけていくというものでした。
主な商材は、電気やガス、ウォーターサーバなどで、自転車を一日中漕いでは営業を続ける毎日。
炎天下、雨の日、台風、そんなのお構いなしで日々営業を行っていたのが、たった2年ほど前だと考えるとなかなか恐ろしいものです。
1日の流れ
次に、1日のスケジュールを見ていきましょう。
時刻 | 活動内容 |
8:00 | 起床、身支度をする。 |
8:30 | 寮を出て事務所へ向かう。 |
9:00 | 出社、事務所にて朝礼を行う。その日のノルマを宣言する。 |
9:30 | 自転車をかついで事務所を出る。電車に乗り込み担当エリアへ移動。 |
11:00 | 営業活動を開始。ここからは自転車を漕いでは訪問し営業を繰り返していきます。 誰がどのくらい契約をとっているのかは随時LINE上で確認していました。 |
20:00 | 営業活動を終了。ふたたび自転車をかついで帰社する。 お客様と話していると帰り始める時間が21:00を超えることも平気でありました。 |
23:00 | 終礼を行う。その日のノルマを達成したかどうかを皆の前で報告します。 また、連絡事項や注意事項があればここで管理部から周知があります。 |
23:30 | その日の反省を行う。各々改善点などを共有します。 |
24:00 | ロープレ(営業の模擬練習、営業トークの確認など含む)を行う。 自分はリーダーとして部下がいたため、一緒にロープレを行っていました。 他にも資料の作成や、目標設定の見直しなどなど色々行っていました。 |
03:00 | 寮へ帰る。自分は寮まで徒歩20分かかってました…。 |
04:00 | 就寝。風呂などは気合いで入ってました。 |
え!!!朝4時になってようやく寝られるような生活を送っていたんですか?
さすがに休日は週2日あったんですよね?
いえいえ、そんなことは当然なかったです…。それならもう少し平和でしたね笑
上記のスケジュールにも関わらず、なんと週1日しかそもそも休みがなく、成績を上げるために追加で出社することがほとんどだったため月に3日ほどしか休みがなかったのです。
久々に振り返って、自分で書き出してみるとあらためて時間の拘束がいかに激しかったのかが分かります。
ブラックだった点
ここまで長時間労働が問題だったのは分かっていただけたかと思います。
しかし、もちろん問題はそれだけではありません。
まず、朝礼と終礼は大きな声で挨拶やノルマを伝えないといけません。いわゆる体育会系というものですね。
また、パワハラやモラハラも当たり前でした。
全員がいる中での大声での叱責は当然のこと、人格を否定するような言葉もたくさんありました。
「お前は今までの人生なにも頑張ってこなかったんだろ!ここで頑張れなかったら他でも通用しねぇよ!!!」
なんて言葉が飛び交うのはもう日常茶飯事です。
ブラック企業の常套句ですが、今思えば信じられませんね。
さらには暴力も時折あったという有様です。(私は幸いなことに振るわれたことはありませんが…)
そしてもちろんのことですが、残業代という概念はなかったです。
どんなに時間を拘束されようが給料は増えません。それどころか病気になって休んだような日でも、仕事をするよう強要されたこともあります。
先にお伝えしておきますが、そんな上司の言葉なんか聞く必要は全くないです!!!
もし今苦しんでいるという場合には、一刻も早く辞職してその場から離れることだけ考えるべきですよ!!
寮生活
先に話したスケジュールから分かるように家に帰れるわけもなく、半強制的に寮生活を強いられるわけですが、それがいわゆるタコ部屋でした。
この状況がこれまた大変なもので、ひどいときには2DKに8人で住んでいたこともあります。
洗濯機や風呂は限られた時間でみんなで回す必要があります。そしてもちろん雑魚寝です。
置いていた私物がいつの間にか無くなっていたり、他の人に使われていたりしたことも多々ありました。
プライベートもなにもないこの空間は非常に耐え難いものだったのは今でも思い出せます。
ブラック企業に入るまで
それにしても、一体どうしてこんな企業に入ってしまったのでしょうか?
私はもともと大学を中退した後に、京都でバイト生活を送っていたのですが
「このままでは生活が立ち行かないからなんとか正社員になって働こう」
という思いで就職先を探して上京することになりました。
そこで、私が考えたのは
「とにかくどこでもいいから正社員として雇ってくれるところを探そう」
「なんとなく話すのは得意だし、営業職でもやってみようかな」
といった適当なもので、その成り行きで適当に応募して内定をいただいた企業で働くことにしたのです。
そうです、それがまさにブラック企業だったのです。
都会の洗礼を受けたわけですが、完全な自業自得としか言いようがないものでした。
この記事を読んでいる方は、絶対に適当に求人に応募してはいけません。
ブラック企業はいるだけ無駄どころか、あなたの生活を、そして人生を確実に壊します。
抜け出した経緯
私生活の崩壊
寮生活を続けて半年ほど経ち、私生活やプライベートと呼べるものがほとんど無くなっていることに気づきました。
友人からの遊びもほとんど断っていましたし、そもそも関東に引っ越したばかりで会える人もいません。
その時、私の年齢はすでに25歳。
周囲ではしっかり自立した生活をしている人たちや、すでに結婚までしている人たちもいました。
自分の家すら無く、仕事にただただ拘束される日々。
その先に、家庭を築いた自分の幸せな生活を思い描くことは到底できませんでした。
未来がないという思いと焦りが次第に心の中で大きくなっていったのです。
耐えられない環境
長時間労働に加えて日々叱責が飛び交うようなストレスのかかる環境下で過ごすうちに、当然ですが心身ともに疲弊していきました。
また、2度ほど事務所を移るタイミングがあったのですが、移った先では分煙の環境が整えられておらず、強制的な受動喫煙でタバコが苦手な私は体調が悪い状態に追い込まれます。
そして、どれだけ残業しようが睡眠時間を削られようが、まったく出ない残業代。
そして早めに帰ろうとすれば冷ややかな目で見られるような雰囲気。
その異常な環境全てを拒絶するようになっていきました。
今思えばこれも当然だと思います。上司からは、働ける環境に感謝するように言われましたが、正直まったく理解できませんでした。
意を決して辞職へ
そんなこんなで、この未来のない会社に別れを告げようと決心するときが来ます。
なかなか上司に言い出せず、悩みながら過ごして1年がすでに経過していました。
ちょうど事務所移転と共に直属の上司が変更になったタイミングで辞める意思を伝えたのです。
そして深夜0時から朝6時まで(長い!)、たまたま事務所に来ていた代表取締役と直接話し、その日のうちに辞めることになりました。
この時、転職しようとしても上手くいかないと諭されたことをはっきり覚えています。
ですが、今の私はホワイト転職に成功してエンジニアとして幸せに暮らせているので、そういった言葉を信じる価値は全くないです。
朝6時。一睡もしていないにも関わらず、あの時の解放感、充実感といったらこの上ないものでした!
「ようやく監獄から抜け出せた。自分の人生をもう一度歩み直せる。」
希望だけがどんどん胸に広がっていくことになりました。
そして、そこからもう一度バイトをして私生活をやり繰りしながら転職活動を行い、なんとかエンジニアとして働けることになるのでした。
今、悩んでいる方へ
さて、この記事を読んでいただいている方はこれから転職しようと考えている方でしょうか。
はたまたブラック企業に勤めていて、なんとか辞めたいけどなかなか踏み出せないという悩みを今この瞬間にも抱えている方でしょうか。
もし悩んでいるのでしたら、私が伝えたいことはたった一つです。
「今すぐ辞めなさい」
「辞めます」というその一言を上司に伝える難しさは本当によくわかります。ブラック企業ならなおさらです。
しかし、そこに居続ける限り、絶対に幸せな人生はあり得ません。
そして自分の人生を変えられるのは自分しかいません。
ブラック企業で勤めた経験があるからこそ、あなたには幸せになって欲しいという気持ちが人一倍あります。
大事なのは踏み出すことです。今すぐ辞めましょう。
勇気がいるその一歩をなんとか踏み出してほしいと思います。
安心してください。その企業の人とは今後一切関わる事はないのです。
上司に嫌われたってなんですか。もうあなたの人生に関係はありません。赤の他人に感情を振り回されている場合ではありません。
どうか一刻も早くあなたの人生を取り戻して、幸せな日々を過ごしていけることを願っています。
それでも踏み出せないあなたへ
そうは言いつつも、やはり怖くて言い出せない方や、暴力を振るわれる可能性がある方もいることと思います。
それはあなたが悪いわけではないです。むしろ恐怖を感じるのが当たり前でしょう。
しかし、会社を辞めないことには幸せな生活なんて夢のまた夢というのもよく分かっているはず。
「奥さんや子供と笑いあってゆったり過ごせるような、幸せな家庭環境を築いていきたい」
「プライベートな時間をしっかり確保して、ドライブにキャンプ、釣りといった趣味と仕事を両立していきたい」
こんな風に思うのであれば、人生を無駄にしている場合ではありません。
そこで、悩み続けて辞められないぐらいなら、退職代行サービスを利用することをおすすめしています。
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- 上司に直接伝える必要がないため安心!
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- 直接人と会わないため、嫌味を言われたり怒鳴られたりする心配もない。
- 弁護士紹介もあり、有休消化や未払いの給料・残業代申請に踏み切ることもできる。
いつでも無料相談ができるので、1人で悩まずに気軽に相談してみてください。
私が辞めた時には、退職代行自体がそこまで有名ではありませんでした。
しかし、今では利用されることも多い一般的なサービスになってきています。
これを使えば悩む時間が減っていたと考えると、ちょっと悔しいぐらいです。
まとめ
私の個人的な話にも関わらず、ここまで読んでいただいてありがとうございます!
ブラック企業はまだまだ世の中にありますし、現代において絶滅することはまずないと思います。
だからこそ、もし違和感を覚えたのであればすぐに引き返しましょう。
そして、苦しんでいる方がいらっしゃるのであれば、退職代行も活用しつつ今すぐに辞めましょう。
皆さん一人ひとりの幸せを心の底から願っています!
辛いと思ったら辞めていい。あなた自身の人生のために一歩を踏み出そう!
今後もたくさん記事を書いていくので、気軽に読みに来てくれると嬉しいです!
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